今回は、味噌以上の硬い素材や固形物も移送できる充填機のお話をしたいと思います。
充填機メーカーナオミは、現在、小型充填機のシェアNo.1の企業として頑張っていますが、充填機には、必ずといっていいほど、なんらかの形で「ポンプ部分」が存在しています。それは、充填物や用途に合わせて、液体用のチューブポンプだったり、粘体用のロータリーポンプやピストンポンプだったり、粉体用のスクリューポンプだったりします。ナオミの場合は、主に食品の充填が多いので、上記で述べたポンプで、ほとんどの充填物に対応できるのです。
ところが、味噌レベル以上の硬い素材の充填などは、正直あんまり得意ではありません。なぜなら、硬い素材でできた充填物の充填には、ポンプを動かすモーターそのものに、大きなパワーが必要ですし、どれだけハイパワーのモーターを使用したとしても、ポンプの構造そのものが硬い素材に対応していなければ、なんの役にも立たないのです。
そんな中で、すごいな~と感心したポンプのひとつに、一軸偏芯ポンプというものがあります。とにかく形と動きがおもしろいんです。文章では、伝えきれないほど、不思議なポンプですね。なんというか、ネジみたいな構造のものが、揺れながら回る?びっくりしたのは、その性能で、ほんとうに硬い素材でもグイグイと移送するんですね。しかも、ある程度の大きさまでなら、固形物も壊さないで移送できるんです。よく考えられた構造だと思います。
充填機メーカーナオミでは、固形物の充填の場合、振動フィーダー充填機(FTZ)という機種をご用意しています。
振動フィーダー充填機は、ホッパーに充填物を投入し、振動を使って、前へ前へ充填物を吐出口まで運び、定量充填するという仕組みです。この充填機を使用できるのは、あくまで大豆、米、ピーナッツなどの固形物に限りますが、もしご興味のある方は、充填機メーカーナオミまで一度お問い合わせください。