使い方チェックリスト

充填作業には、欠かせない充填機。そんな充填機ですが、知らず知らずのうちに間違った使い方をしていませんか?
間違った使い方をすると、精度が出なかったり、様々なトラブルの原因にもなります。
ここでは、一般的な充填機の使い方チェックリストをご紹介します。普段の充填機の使い方と合わせて、チェックしてみてください。

充填機メーカーのナオミに「故障かも・・・」とお問い合わせをいただく中で、意外に多い、NGな使い方を、7つにまとめてみました。普段の充填機の使い方が間違っていないか、ぜひチェックしてみてください。

1、充填物に最適な充填機を使っていますか?

例えば、液体を得意とするチューブポンプ式充填機で、クリームやジャムなどの粘体を充填してはいけません。
適応していない充填物を使用すると、充填機に過度な負担をかけてしまい、場合によっては故障してしまいますので、注意しましょう。

2、大きな振動が出るような場所で充填機を使っていませんか?

振動がある場所で、計量式の充填機を使っていはいけません。
振動によって、正確な計量ができなくなり、精度が合わなくなってしまいます。

3、計量式充填機の計量部は、水平な場所に置いていますか?

計量部が、斜めになっていると、正確な計量ができません。
充填作業をする前に、充填機とその計量部が、水平な場所にあるかどうか確認しましょう。

4、消耗品を定期的に交換していますか?

充填機の機種ごとの消耗品とは、下記のようなものです。

●チューブポンプ式充填機の場合:充填物を移送するチューブ
●ロータリー式充填機の場合:オイルシール
●ピストン式充填機の場合:シール部(ピストンリング)

これらを、きちんと定期的に交換しないと、充填機の本来の性能がでません。

5、接液部は、キレイに洗浄していますか?

接液部が、きちんと洗浄できていないと、充填物の残りが、そのままになって、菌が繁殖して危険です!
しかし、充填機をキレイに洗浄するといっても、機械の本体に水をジャブジャブかけて、洗ってはいけません。
電気部品がショートして、故障の原因となり、さらに危険です。

6、エアーの必要な充填機の場合、適切な空気量や空気気圧が確保されていますか?

エアーが少ないと、充填機が正常に作動しません。
おかしいなと思ったら、エアーが適切な空気量・空気気圧かどうか確認しましょう。

TOP