ロータリー式充填機のNG

ロータリー式充填機(粘体充填機)のNGな使い方をご紹介します。ジャムやマヨネースなどのトロトロした充填物で、ロータリー式充填機をお使いの方は、ぜひ参考にしてみてください。

ロータリー式充填機の場合 (充填機メーカー ナオミのRD703の場合)は、ポンプ部のみが取り外し可能なので、洗浄は簡単です。
一般的なロータリーポンプが、全て取り外しがワンタッチと言う訳ではありません。ナオミのパズル充填機(RD703)の特長です。

ただ、ロータリー式充填機全般に共通するポイントは、ローター軸が本体に接触している部分に、オイルシール(軸と本体の隙間から充填物が漏れないようにするパーツ)や、金属同士(軸と本体)が直接接触して、摩擦が起こらないように、軸受と呼ばれるパーツが存在します。
軸受には、ベアリング方式のものや、樹脂製の軸受カラーと呼ばれるタイプなどがあります。

オイルシールや軸受は、基本的に消耗部品なので、メンテナンス交換しないまま、ロータリー式充填機を使用し続けると、軸と本体の隙間から充填物が漏れ出すことがあります。 充填物が漏れてくることも問題ですが、それ以上に怖いのが、ベアリングの破損や樹脂製カラーの破損による異物混入のリスクです。

オイルシール自体が破損することは、滅多にありませんが、劣化して漏れが発生している場合は、その周辺が全体的に劣化してきているサインなので、漏れ出してきたと思ったら、すぐにオイルシールと軸受カラーの交換をすることが重要です。

ベアリングは、基本的に寿命は長いのですが破損した時は、本体も傷つける重大な 故障にも直結します。ここも日々のメンテナンスが重要です。

TOP