ピストン式充填機のNG

ピストン式充填機のNGな使い方を、まとめてみました。ピストン式充填機は、複雑な構造をしているものも多いので、日々の使い方が間違っていないか、ぜひチェックしてみてください。

ピストン式充填機は、構造的には非常にシンプルなので、間違った使い方そのものが 、あまり発生しない機構です。ただ、充填作業の現場で時々見受けられるのが、ピストン後方から充填物が漏れている状態です。

これは、ピストン(中で前後に摺動しているパーツ)とシリンダ(ピストンを内包している筒の 部分です)との隙間が密着せずに、隙間から充填物が漏れているサインです。

漏れの原因は、ピストンをシリンダに密着させるべきパーツ(ピストンリングもしくは ピストンシールと呼ばれる樹脂製もの)が劣化している事が考えられます。 この状態では、充填量の精度が出ず、歩留り的にも 好ましくありません。

また、多くの場合、ピストンもシリンダも金属製ですので、直接接触して摺動すれば どちらかの金属が削れて異物混入のリスクが高まります。そのため、ピストンリングは樹脂製の場合が多いのです。

ピストン式充填機の場合は、ピストンリングを交換しないまま、放おって置くことが、NGな使い方です。ピストンリングの定期的な交換をオススメします。

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