園芸や農業で使用される液体肥料や栄養剤を、スパウトパウチやボトル、アンプルなどの口の形状が狭い容器に定量充填するのは手間や時間のかかる作業です。そこでチューブ充填機を使用すると、液だれを防ぎながら精度よく充填することができます。今回は液体肥料や栄養剤の充填に最適なチューブ充填機の特徴と導入時に注意するポイントを解説します。
チューブ充填機(6DTZ-W)の特徴
充填機メーカーナオミの場合、液体肥料の充填にはチューブ充填機(6DTZ-W)が最適です。チューブ充填機を使用するメリットは主に次の3つです。
1. 20品目を登録できる
チューブ充填機は最大20品目を登録することができます。複数の種類の液体肥料を充填する際や、容量が異なる容器に充填する場合も、タッチパネルにあらかじめ設定しておいた容量を選択するだけで充填可能なため手間がかかりません。
2. 品種替えが簡単
チューブ充填機は、液体肥料が機械の中を通らず接液部がチューブのみなので、チューブを交換するだけで品種替えが完了します。多品種小ロットで生産したい場合にも、1台の充填機で対応可能です。
3. ノズルからの液だれを防止できる
オプションのシャット弁を使用すると、充填ノズルからの液だれを防ぐことができます。シャット弁を取り付けた充填ノズルは、内径6φ以上の容器に対応しており、スパウトパウチやボトル、アンプルなどの口の形状が狭い容器に素早く充填することができます。
充填機の導入時に注意するポイント
液体肥料や栄養剤の原料によっては充填機を使用できない可能性もあります。そのため、充填機を導入する前にSDS(Safety Data Sheet:安全データシート)を求められることがあるでしょう。充填物に含まれる成分を確認した上で、実際の原料と充填機を用いてデモンストレーションを行うことが大切です。
充填機メーカーナオミでは、担当営業が現場まで直接お伺いしてデモンストレーションをさせていただいています。充填物や充填方法に合わせた最適な充填機をご案内させていただきますので、心配ごとやご不明な点などまずはお気軽にご連絡ください。