充填機に使われているステンレスも錆びることはあるの?

ナオミの充填機の本体は、SUS304というステンレスで作られています。これは、食品工場などで本体が水気などによって、錆びることを防ぐためです。

充填機以外の古い機械の場合、一般的な鉄を使用し、錆びているのを、ごく稀に見かけることがあります。
ところが、長い間充填機を販売していると、SUS304の充填機なのに「錆びてしまった」というクレームを受けることがあります。

いくつかの事例がある中で、今回の場合は、殺菌管理が完璧な食品工場からのクレームでした。
その食品工場では、1日の作業が終わると、作業者が全員、工場内から退出し、完全に無人になったところで、アラームが鳴ります。そのアラームが鳴ると、殺菌用のオゾンガスが工場内に充満します。

オゾンというのは、化学式でいうとO3。つまり、O2が酸素ですから、酸素分子が1つ多い過酸化状態のものを指します。本来、酸素はO2なので、オゾンのO3は非常に不安定な構造といえます。

例えていうと、O2は一般的な夫婦、O3は三角関係のような状態ですね(笑)当然、三角関係を清算しようとして、Oをはじき出そうとします。
はじき出されたOは、単体では存在できないので、何かと結合しようとします。

もしそこに、鉄があるとすれば、Oはその鉄と結びついて、酸化鉄に変化しようとします。
酸化鉄というと、難しい感じがしますが、要は「錆び」のことです。

これは、かなり強力な酸化力を持っているので、SUS304といえども、長時間さらされていると、充填機が錆びる原因になります。

お客様から、充填機が錆びたというクレームの電話があった時、ナオミの担当者がすぐに駆け付け、その作業の状態をチェックしましたが、昼間の充填作業では、錆びる原因が全く分かりませんでした。

しかし、よくよくヒアリングを重ねた結果、その工場では夕方~翌朝まで、オゾンガスを充満させていることがわかり、錆びる原因を特定できたのでした。衛生管理も、ここまで徹底すると、とても素晴らしいことなのですが、
充填機には、とてもダメージが大きくなりますね(笑)

このように、意外な原因が隠れていることは、長年の経験を積まないと、なかなか発見できない面白い一例でした。その工場用には、SUS304から、SUS316Lに変更した充填機に差し替えることで、問題は解決しました。

現在、充填機の錆びなどでお困りの場合は、充填機メーカーナオミまでご相談いただければ、対応策を一緒に考えさせていただきます。ぜひ一度、お問い合わせください。

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