充填機の導入前に、異物混入の予防対策も考えるべき。充填作業中の異物混入を防ぐには?

充填機を使用されている皆さん、異物混入を事前に防ぐ対策は、されていますか?
毎年相次ぐ、「異物混入」の事故。先日も、大手の食品会社が、異物混入があったために、何十万本も自主回収されたというニュースがありましたよね。それに、年々、異物混入の事故が相次いで発生しているので、消費者の「食」に対する目も、シビアになってきています。

食品を充填する時に、よく使われる充填機。食品工場にも、たくさん導入されています。
なので、充填機を導入されている工場、また充填機を使用する皆さまにとっても、異物混入という問題は、切り離せないものなのです。

そこで、充填機を使われる、もしくは今から充填機の導入を考えている場合、異物混入を事前に防ぐためには、どういった点を注意すべきかよいか、ご紹介します。

まず、異物混入が発生する危険性がある工程は主に、下記の2つです。

①原料から ②生産工程の途中で

中でも、最も多いのは②の生産工程の途中で起こる異物混入です。
充填作業者の髪の毛や、服の繊維のクズ、虫などが混入してしまう事故が多いです。

充填作業を手作業でされている場合、充填機を使う場合に比べると、どうしても生産工程からの異物混入のリスクが高くなります。

だから、異物混入のリスクを減らすために、充填機を導入される方も少なくないのです。

充填作業の途中で、機械の金属部品が欠けてしまい、商品の中に入ってしまうリスクもあるのですが、金属探知機で検知することができる場合もあるので、充填機の部品などが破損して、異物混入にならないようにするための対策は、生産前・生産後の充填機のチェックが必要です。また、商品を出荷する前に、金属探知機にかけるのも一つの手です。

ただ、髪の毛・虫・爪など、タンパク質が入ってしまった場合、検知する方法がないので、発見が非常に難しいという現状があります。

ということで、充填作業の過程で異物混入を防ぐには、基本的なことかもしれませんが、充填作業をする方の服装チェックを徹底的に行うこと、充填機などを導入して機械化すること、そして、外から虫が入ってこないように、扉を2重・3重にしておくなどの対策が必要です。

充填作業の工程で、異物混入を防ぐ対策は、現場や充填の状況によって変わってくる。だから、まずは充填機メーカーに機械だけでなく、異物混入が起きないようにするには、どのような対策をすればよいか聞くことが大切じゃ。

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