今日は、充填機を動かすためのエアーコンプレッサーについてご紹介したいと思います。
多くの充填機は、基本的に電気の力で稼働します。主力のモーターなどを電力で動かして、ノズルを補助的に動かすために、エアー(空気の力)を補助的に使用する場合が多く見受けられます。
ただ、特殊な充填機の中には、空気の力のみで動くものもあります。
主力可動部はもちろんのこと、ノズルなどの補助可動部もすべてエアーの力で稼働するのです。
そういう場合に必要になるのが「エアーコンプレッサー」です。
さて、ここで疑問になるのが、いったいどのくらいの能力のエアーコンプレッサーが必要なのか?ということです。
これは、使用する充填機の大きさや能力によって大きく変化します。
また、充填作業をガンガン連続して運転するのか、間欠運転なのかによっても、適性な能力が変わりますので、注意が必要です。
一例として、オールエアー駆動のピストン充填機(ピストン容量300CC程度と仮定)を連続して稼働させるとすると、最低でも1馬力以上で、なおかつ空気をためておくタンク容量が、10L以上は必要となります。
これはギリギリの設定の例なので、可能であれば2馬力程度を用意すれば安心です。またタンク容量も20L以上あれば、さらに安心です。
もっとも良いのは、工場などで最初から大きな馬力のエアーコンプレッサーが設置されていて、そこから分岐配管でエアーを供給してもらう方法です。
ただし、これにも落とし穴があって、他の機械でギリギリまで空気を使っていると、充填機に必要な量のエアーが供給されずに、本来の充填機の能力が発揮できないことがあります。その場合、なんだか動きが遅いとかの症状が出ます。これを故障と勘違いされる例も多いので、空気の圧力と供給量には十分ご注意ください。
充填機メーカーナオミは、充填機メーカーですので、エアーコンプレッサーの販売はしておりませんが、選定にお困りの方は、一度ご相談ください。