粉体充填機の吐出口(充填ノズル)の構造は?粉体充填機の仕組みを知ろう!

今回は、粉体充填機の吐出口(充填ノズル)が、どのような構造になっているのか、そして、どのように充填物の粉体が出てくる仕組みになっているのかをご紹介したいと思います。

粉体充填機は、大きく分けて2つのタイプがあります。1つ目は、回転するスクリューで押し出していくタイプです。充填機メーカーナオミの充填機でいうと、小型粉体充填機(ST)や大型粉体充填機(STZ)です。スクリュー式の粉体充填機は、計量秤と連動しているので、充填がスタートし、秤の数値が指定した重量になると、スクリューが止まります。粉体充填物の止め方は、エアーシャッターと呼ばれるフタで、強制的に止める構造になっている充填機が多いです。


 
2つ目は、振動フィーダーを使い、震えるベルトで充填物を送り出すタイプです。充填機メーカーナオミの充填機でいうと、振動フィーダー充填機(FTZ)です。この充填機は、計量ボックスで粉体充填物をあらかじめ計量し、指定値になった時に、底面が開いて吐出します。吐出後は、底面が閉じ、次の充填がスタートする構造になっています。

両タイプとも、液体充填や粘体充填の時のように、ノズル的なものは通常使用しません。袋や瓶などの容器に粉体を充填する場合は、その袋の形状に合わせて、シュートや袋ホルダーを使用するのが一般的です。

また、小麦粉や塩、入浴剤など、サラサラした粉体の充填物には、スクリュー式の充填機が向いています。一方で、コーヒー豆や大豆、ドックフードなど形のある充填物をスクリュー式の充填機を使うと、充填物の形状が壊れてしまったり、摩擦で風味が損なわれたりしてしまいます。ですので、固形物(粒)を充填したい場合は、振動フィーダー充填機が向いています。

粉体充填機といっても、様々なタイプがありますので、もし粉体充填を機械化したいと思われている方は、充填機メーカーに、一度問い合わせをされることをオススメします。充填機メーカーナオミでも、粉体充填機を取り扱っていますので、お気軽にご連絡ください。

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