ジャムの充填を機械化する場合は何℃くらいまでのジャムが機械で充填できるの?

ジャムの充填する場合、製造した時点では熱々の状態ですよね。その上、トロトロの状態なので、これをビンなどにきれいにジャムを詰めるのは至難の業です。手作業でジャムを瓶詰めしようとすると、ビンを持つ手が火傷する可能性がありますし、もし火傷は防げたとしても、今度はジャムがビンの口にペチャっとつくので、ふき取る作業が大変です。ジャムがついた瓶はキレイにふき取っておかないと、出荷してからその部分にカビが発生し、クレームになる場合もあります。そんな時に活躍するのが卓上の小型充填機です。

ビンを所定の位置に置いたら、スタートボタンを押すだけで、熱々のジャムを正確にビンに注入してくれます。

さて、小型充填機の充填可能温度ですが、100℃までが可能範囲です。これは簡単なようですが、結構大変なことなのです。なぜなら、充填機は機械(金属)なので、熱膨張するのです。例えば金属のギア同士などは、わずかな隙間を保ちながら回転しているので、熱膨張するとギアそのものがわずかに大きくなります。

すると、ギアの間の隙間がなくなってしまい、いわゆる「ギアが噛む」という現象がおき、スムーズに回転ができなくなってしまいます。(注*金属だけでなく樹脂の部品も熱膨張しますし、金属と樹脂では膨張率も違うので、隙間の設定はさらに難しいものとなります。スムーズに、しかも精度を保ちつつの設計をするのも技術者の腕の見せ所です。)なので、充填機を使ってジャムを瓶詰めしていく場合は、約100℃までのジャムであれば対応可能でしょう。

充填機メーカーナオミの充填機で、ジャム充填に向いている製品は、ハンディ充填機(8DTZ-W)です。この充填機は、チューブポンプ式充填機なので、ジャムは機械の中を通らずチューブの中だけを通ります洗浄部分はチューブのみなので、洗浄や機械の組み立てがとても簡単です。また、充填温度も100℃まで対応可能です。

ただ、ジャムにもいろいろな種類がありますので、本当に充填機を使って瓶詰め充填できるのか検証をする必要があります。充填機メーカーナオミの場合は、現場にデモンストレーションに行き、実際の熱々のジャムが機械が使用できるのかテストをさせていただきます。ジャムの充填機にご興味のある方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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